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労務アドバイス vol.028

統計処理の問題について考える (2019.02.25)

 先週、関東にも雪が降りました。ちょうど市内で食事会があったため、帰りにちょうど雪に見舞われ、タクシー乗り場などは長い行列ができていました。

 さて、最近のニュースとしては、厚生労働省の不適切な統計処理の件が問題になっています。毎月勤労者統計などは、当社でも、顧問先で働く従業員の方々の給与額や昇給額などを決定する際に参考にしており、当然正しいデータであろうと信じて提案してきましたので、何ともブルーな気持ちになってしまいました。我々社会保険労務士の監督官庁は「厚生労働省」ですが、監督すべき官庁の数々の不正には、(例えば障害者雇用の問題なども)開いた口がふさがらないというのが本音です。記者会見などを見ていましても、どこか他人事のような感じを受けるのは私一人ではないはずです。それは、責任の所在がいつもあいまいだからだと思います。仮に当社で何らかのミスがあって、顧問先に損害を与えた場合は、代表者である私自身が足を運びお詫びするのはもちろんですが、実害が出た場合は、その責任において、損害を賠償する義務があります。国の場合はこの賠償には国民の税金が使われることになるのですが、このあたりで認識が全くズレてしまうのでしょうか。今回の統計処理のミスは何年にも渡って行われており、その間、失業給付をはじめ様々な所得補償を受けてこられた方々には多大な影響が生じています。どのように救済するのか見守るしかないのですが、今一度襟を正し、きちんと納得のいく説明と救済を期待したいものです。

 

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