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労務アドバイス vol.106

今年度の最低賃金について (2025.08.20)

 今年の最低賃金の審議が始まっています。具体的には、このニュースを配信する8/1 に、中央の最低賃金審議会より各都道府県に対し、最低賃金の目安が提示されます。(令和6年度の目安は50円アップ)その目安を決定する上で、基礎資料が配布されており、その資料に目を通していますが、目につく記事は、「2029年までに(あと5年)時間給1500円」といううたい文句があります。あと5年で1500円ということは、千葉県の最低賃金(令和6年度1076円)を考えると、50円どころか80円台としなければ追いつくことができないことがわかります。年々アップする最低賃金の影響で、中小規模を中心とした企業の経営がどんどん圧迫されており、会社の維持を断念するケースも増えています。物価も上がっており、労働者の賃金アップについては一定の理解をしますが、そのことにより、会社の経営自体が危なくなるのは本末転倒のような気もします。政府は、労働者への賃金アップを図る会社に補助金も出していますが、なかなか使い勝手が悪いように感じています。賃金が上がるとその分、社会保険料などの法定福利費も上昇しますので、国としても簡易で確実に中小企業の経営の補助となるような対策を講じていただきたいものです。

 

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